"オーディオインターフェイス"
初心者の方にとっては「いきなり聞きなれない機器が出て来た!」と感じるかもしれませんが、DTMをするにおいて非常に重要なポジションに位置する機器ですので、まずは「オーディオインターフェイスとはいったい何なのか。」簡単に説明していきましょう。
長い説明を飛ばしたい方は↓目次↓で〜おすすめのオーディオインターフェイス10選!〜へどうぞ
目次
オーディオインターフェイスとは~
さあPCもDAWも用意したし、さあ歌やギターを録音してみるぜ!!となってみたとします。
【マイクやギターはどうやってPCに繋ぐんだ!?】
とまずはこんな感じになりますね。
そこで、オーディオインターフェイスをPCとマイク・ギターの間に入れると…
【繋がった!!】
そうなんです。オーディオインターフェイスにはマイクやギターのケーブルを挿入する端子が付いているので、物理的に繋げられるのです。(マイクはUSBで繋げられるものもあります。)
それではもう一例、オーディオインターフェイス無しで直接PCにギターを直接入力できたとします。
そこでDAW上でギターを録音しようとすると…
【物凄い音が遅れて聴こえる…使えないっ!】
ギターを弾いたタイミングとPC上で音が鳴るタイミングがズレすぎて話にならない状態です。(このズレ(遅れ)はレイテンシーというのですが、よく出てくる用語なので覚えておきましょう)
そこでオーディオインターフェイスを通すと…
【殆ど遅れがない!しかも音が割れずにクリアになった!キラキラ~】
そうなんです。オーディオインターフェイスの最大のお仕事はギターやマイクのようなアナログの情報をデジタルに変換してPC等に送る、またはPCのデジタル情報をアナログに変換することなのです。(アナログ→デジタル変換のことをA/D、デジタル→アナログ変換をD/Aと表記されることが多いです。こちらも覚えておいて~)
これが本職なので、マイクやギター入力をPCに送る(A/D)、PCの再生音情報をスピーカーやヘッドフォンに変換して送る(D/A)等々がスムーズにできるのです。(Macはこれらがある程度PCのみでできます。凄いなぁ)
簡単に説明しましたが、要はPCと他のオーディオ機器、楽器との間をうまく取り持つ仲介役。歌や楽器を録音し、PCに取り込んで作曲したり、高音質で配信したりしたい方には必須のアイテムですね。
オーディオインターフェイスの選び方
それではオーディオインターフェイス選びのポイントを説明しましょう。
1、どんなことがしたい?(用途)
使用目的によって必要な機能がありますので、まずはそこから考えてましょう。
・バンドをやっていて何種類もの楽器を一度に取り込みたい
ということですと、入力端子の数が必要になってきます。
またコンデンサーマイクといった外部電源が必要な機器を使用するならファンタム電源という+48Vの電源が必要です。
そしてギターやベースの入力にはハイインピーダンス、Hiz、INST(Instruments)といったモードのついた入力端子が必要です。
・DAW等で音を鳴らしながら、自分の声をマイクに載せてインターネットで生配信したい
となるとループバック機能が必要です。また入力した音声に直接エフェクトを掛けられるDSP機能があると便利です。
・iPhoneやiPadで音楽製作したい
接続端子が付いていたり、対応アプリが付いていると導入しやすいですね。
2、予算はどのくらい?
最近では1万円~2万円台のオーディオインターフェイスは基本性能が上がっており、大抵のことでは不満を覚えることが無いでしょう。
ただやはりプロ並の音質を求めるということでしたら、10万円近くの出費は必要になりますが、殆ど打ち込みで完結させる等用途によってはプロでも安価な機材で対応できることもありますので、プロ並=高価なオーディオインターフェイスとも言い切れません。
またすきていとしては3万円~8万円辺りは選択肢から外してもよいかなとは思います。何故かというと、この価格帯の基本性能はエントリータイプと同じものが多く、チャンネル数やリミッター、コンプレッサー等の付加機能が付いて価格が上がっているものが多いです。
DTM初心者でまだ今後のビジョンが定まっていない方は、ひとまず1万円~2万円台のオーディオインターフェイスをチョイスされてみてはいかがでしょうか。
何度も言いますが、1~2万円台のオーディオインターフェイスはかなりの優れもので、購入特典によっては「すぐに必要無くても買っとけば?」ぐらいのものもあります。
3、対応OS、安定性
Mac専用、Windows専用のオーディオインターフェイスがあるので要注意です。
すきていの欲しかった"UNIVERSAL AUDIO APOLLO TWIN X"もほぼMac専用となっており、そういうのに限って、Windows専用USBバージョンは同じ価格なのに音質等大きく性能が劣るんですよね~ι(`ロ´)ノナンデダヨー!
やっとWin用USBバージョン出ました!
(記事の後半に出てきます。しかし出るの遅いよ〜)
また安定性も大事なポイントです。ドライバーが対応しているかも要注意ですね。ある一定世代より昔のバージョンのOSには対応していません!とバッサリ切られることがあります。購入前にきっちり確認しましょう。
4、付属DAW、他特典
初心者の方にはかなり重要なポイントが付属DAWや購入特典です。
例えばすきてい所持のオーディオインターフェイス"PreSonus Studio26C"ですが、付属DAWに"Studio One 5 Artist"が付いてくるんです!
入門バージョンですが、5になってからは他社プラグインVST追加機能が標準装備となり、何不自由なくDTMが行えるようになりました。こちらは買えば1万円以上するのです。
さらに10万円以上のプラグインが無償提供されるといった大盤振る舞い。
DAWに"Studio One"を考えている方は候補にしてみてはいかがでしょうか。
他のオーディオインターフェイスもそれぞれ付属DAW等の特典があることが多いのでオーディオインターフェイス選びの際には大注目してみてください!
そしてここからは初心者にもおすすめのオーディオインターフェイスをご紹介していきます。
おすすめのオーディオインターフェイス11選!
オーディオインターフェイスは今やDTMに欠かせないものですが、あまりにも製品数が多過ぎて、何をどう選べばよいのかわからないですね。
そこで価格と音質や機能のバランス、付加価値等々調べ、コストパフォーマンスの高いおすすめオーディオインターフェイスを予算別に10機種厳選しましたので、是非参考にしてください。
1〜2万円台のおすすめ機種
DTM初心者の方はこの辺りから始めてみましょう!
とはいっても最近のこの価格帯はかなり性能が高く、実はプロでも使ってらっしゃる方もいらっしゃるくらいです。
恐らくすそ野を広げるために各メーカーが価格を抑えながら、しからも無償バンドル等をつけてユーザーを囲い込もうとの狙いもあるはずです。
それに乗っかっちゃいましょう!
1、Steinberg UR-22C
UR-22CはDAWで国内シェアNo.1の”Cubase”を手掛けるSteinberg社のオーディオインターフェイスです。
このURシリーズはプロから初心者まで多くの人が使っており、どの機種も価格以上の能力で動作も安定しているところが特徴です。
そしてこのUR‐22Cの特徴は
・USB3.0(type‐C)対応
・最大32bit録音再生可能、最大サンプリングレート 192kHz
・入出力合計 2in2out
・ループバック機能搭載
・Cubase AI付属
ということでUSB3.0(type‐C)対応、32bit録音再生というところは、他の同価格帯のオーディオインターフェイスの中でも特に優れた部分と言えるでしょう。
またCubase AIが付属しており、購入してすぐにハイレゾの音源制作を始められるところは初心者にとって大きなメリットです。(他にも付属音源等あります)
すきていがDTMを始めたときはまだこの機種が出ていなかったのですが、もしその時にこれがあったならばこれを買っていたと思います。
だってお手頃価格なのに、他の数万円高いオーディオインターフェイスよりも優れた能力を有しているなんてズルい!現にかなりの品薄状態。
そんな大人気のオーディオインターフェイスなのです。
2、Presonus Studio24ⅽ
Studio24ⅽはDAWソフト"Studio One"で有名なPresonus社のオーディオインターフェイスです。
すきていが初めて購入したオーディオインターフェイスはStudio26ⅽで、このStudio24ⅽの入出力チャンネル数が多いバージョンでした。
そしてこのStudio24ⅽの特徴は
・最大24bit/192kHz対応のハイレゾ・サウンド
・入出力合計 2in2out
・USB‐typeC(2.0/3.0互換)
・XMAXクラスAマイクプリアンプ搭載
・Studio One Artist付属
なのですが、XMAXクラスAマイクプリアンプ搭載というところ、Studio One Artistが付属される点がポイントです。
クラスAマイクプリアンプがどういったものか説明すると長くなるので割愛しますが、Studio Oneでも特徴のクリアなハイファイ高音質を実現するのに役立っています。(マイクプリアンプは大体の一般向けオーディオインターフェイスに搭載されていますがその能力はピンキリです)
またStudio One Artist以外にも強力プラグイン集が無償提供されるのが初心者にとってかなりおいしいポイントだと思います。
すきていもこの魅力的な特典にやられてしまいました(笑) だってStudio One Artistだけで1万円以上するんですから、オーディオインターフェイス代は数千円⁉しかも無償提供のプラグイン集を加えると・・・(≧▽≦)b キター
値段お手頃で音質も良くてDAWもいいのが付いてきて・・・おすすめです!
3、Native Instruments KOMPLETE AUDIO2
Native Instruments KOMPLETE AUDIO 2 サウンドハウス
あのNative Instrumentsから1台オーディオインターフェイスをご紹介。
こちらの特徴は
・最大24bit/192kHz対応
・入出力合計 2in2out
・USB2.0接続
・Ableton Live Lite、MASCHINE Essentials、KOMPLETE START等のソフトをバンドル
・持ち運びしやすい大きさと軽さ
こちらも低予算ながらNative Instrumentsの実用的(高音質で操作性もグッド)且つシンプルでカッコいいというコンセプト(と思ってます)が盛り込まれたおすすめオーディオインターフェイスです。
特にLive LiteやMACHINE Essentials、 KOMPLETE STARTといった初心者に嬉しいDAWや音源が付いてくるのがポイントです。
また上部に視認性の良いレベルメーターや音量ノブが来ており、演奏しながらの操作性も良いですね。
あとこれは好みなんですが、マットな黒を基調にシンプルで光るところは光る(笑)スタイルがカッコいいのがNative Instruments❗
すきていは案外カッコよさも重視されるべきだと思います。だってカッコいい方がやる気出ますし…。
とにかくこのオーディオインターフェイスは小さくても実力派、Native Instrumentsで揃えたくなっちゃうようなスタイリッシュな機器なのです(´∇`)/
4、YAMAHA AG03 MK2 W
YAMAHA AG03MK2 W サウンドハウスこちらはインターネット配信者向けに特化したオーディオインターフェイスで大人気となった"AG03"の後継機種でミキサーのような出で立ちが特徴です。
・最大24bit/192kHz対応
・入出力合計 2in2out
・USB2.0接続
・ループバック機能
・エフェクト掛け機能(リバーブ・コンプレッサー)、フェーダー付き
AG03は音質的にも普通によいレベルだったのですが、MK2になって更に向上しているとのこと。(^o^)/ウレシイ
インターネットのライブ配信向けに特化しており、急な音量調整に対応できるフェーダーやコンプやリバーブの機能が備わっています。
手元に置いておいて音量やエフェクトを調整しながらライブ配信というような作業をイメージされている方には他にはないピッタリのオーディオインターフェイスといえるでしょう。
なおこの機種にはホワイトとブラックの2種類ありますので、使用される場所の雰囲気に合わせてどうぞ♪
5、MOTU M2
MOTU M2は2万円台のオーディオインターフェイスの中でも最も高音質と評判で、市場で品薄となっているオーディオインターフェイスです。
・数十万円クラスのハイエンドモデルに採用されるESSコンバーターテクノロジーを採用
・最大24bit/192kHz対応
・入出力合計 2in2out
・USB2.0接続
・ループバック機能
・MOTU Performer Lite、Ableton Live Lite付属
なにせ凄いのは数十万円クラスのハイエンドモデルに搭載するようなテクノロジーを惜しみなく採用しているところ。もちろんオーディオ品質はこの価格帯では飛びぬけています。(MOTUは元々ハイエンドな製品をラインナップしていたメーカー) そしてフロントにはフルカラーLCDレベルメーターを搭載しており視認性といった面も優秀。
またDAWソフトもMOTU Performer Liteと世界的にも人気のAbleton Live Liteが付属しており、ループ音源なども無償提供されるなど至れり尽くせりです。
本来は2万円台のオーディオインターフェイスなのですが、あまりにも人気すぎてすぐに手に入れようとするとプレミアム価格となってしまっている状況です。
コストパフォーマンスが非常に素晴らしいおすすめのオーディオインターフェイスです。
3〜8万円台のおすすめ機種
この価格帯の機種は、エントリーモデルのアナログ入出力数が多くなったものや、ちょっとしたエフェクト機能が付いて価格が高くなっているものが多いので注意です。
しかしここで紹介している機種はマイクの質が良かったり、さらにプラスαの性能を持っているコスパの高いものですので安心して見てってください♪
6、SOLID STATE LOGIC SSL2
SOLID STATE LOGIC SSL2 USBオーディオインターフェイス サウンドハウス
これ欲しいなぁと思うようなオーディオインターフェイスが出てきました。あのSSLからです!
SSL(SOLID STATE LOGIC)はオーディオミキシングコンソールSSL4000シリーズで有名なメーカーですが、そのSSL4000のサウンドにインスパイアされた製品がこの"SSL2"なのです。
こんな低価格で出すようなメーカーではないのですが、MOTUのようにこの価格帯に参入してきました。(ありがたいですねー(^o^)/イエーイ)
・最大24bit/192kHz対応
・入出力合計 2in2out
・USB2.0接続(バスパワー駆動)
・SSLデザインのマイクプリアンプ
・"4K"スイッチ装備
ポイントはやっぱりSSLデザインのマイクプリですね。また"4Kスイッチ"と呼ばれるSSLコンソールのアナログ感を付加する機能も魅力的です。(確かにSSL系コンソールのプラグイン使うとしっくりと来ますもんね~♪それが本家となるとなおさらですね!)
マイクプリはこの価格帯では無かったような良い音質で非常に評価の高いものです。
素晴らしいコストパフォーマンスのオーディオインターフェイスでおすすめですよ
7、UNIVERSAL AUDIO VOLT 176
UNIVERSAL AUDIO VOLT 176 サウンドハウスUADから新しいオーディオインターフェースが登場しましたのでご紹介。(UAD製品欲しいけど、まだ一つも持ってません…欲しー欲しー!)
こちらは何が凄いかというと、UADは特に610チューブマイクプリが有名ですが、その独自回路をエミュレートしたマイクプリを搭載しているのが、このVOLTシリーズです。
それプラス、このVOLT176にはコンプレッサー界でも最も有名なものといっても過言ではない1176にインスパイアされたアナログ回路を用いたコンプレッサーが搭載されているので、人によっては「Apolloじゃなくても、もうこれで良くない!?」というようなオーディオインタフェースなのです。(UADプラグインは使えないですが、610チューブマイクプリと1176コンプレッサーのエフェクトがあればそれだけでプロ品質に近づきます)
すきていは基本3万円〜8万円辺りのオーディオインターフェイスは選択肢から外したほうが良いのではという考えですが、この機種は絶対に下位の2万円弱のVOLT 1よりも3万円強するこのコンプレッサーの搭載されたVOLT176にすべきだと思っています。それ程このコンプレッサーが本物じゃないにしろ本家UADエミュレート品質のエフェクトを掛け録りできるのは有意義なことだと考えます。
・最大24bit/192kHz対応
・UAD独自回路エミュレートのマイクプリ、コンプレッサー機能搭載
・入出力合計 1in2out
・USB2.0接続
・Ableton Live 11 LiteやSoftubeのMarshallAmpプラグイン等、計8バンドル付属
このVOLTシリーズは入出力数やコンプレッサーの有無で5種類ありますので、それぞれ自分の用途にあったものをお選びください。
8、ANTELOPE AUDIO Zen Go Synergy Core
ANTELOPE AUDIO Zen Go Synergy Core サウンドハウスAntelope AudioのZen Go Synergy Coreは後ほどご紹介します"RME babyface Pro FS"や"Apollo Twin X"の対抗馬となり得る(メーカー的にも)オーディオインターフェイスです。
こちらは価格は7万円弱ですが、内容は十分10万円以上に匹敵するものになっていますので、コストパフォーマンスが高いですね!
Antelopeの製品はメーカーがクロック屋さん⁉と言われるようにA/D、D/Aのクロック同期が得意で、音の解像度も非常に高いのが特徴です。(A/D、D/Aコンバーターは最大 127dB のヘッドルームでスタジオクオリティ)
そしてこのZen Go Synergy Coreはマイクプリアンプにも拘っており、アナログ回路もディスクリート回路という高品質なマイクプリアンプ実機(コンソールグレード)に使われるような回路で作り上げているので、プリアンプのアナログ実機を使用しているかのような暖かく音楽的なサウンドが得られるようになっています。
そして更にUADプラグインのようにAntelope独自のDSP処理の高品質プラグインが最初から37種類も使えるという、この小さい本体によくこんなに詰め込んだなというぐらいの内容となっています。
発売当初、Macとの相性が悪いのか、ノイズ発生等の問題があったりして、人気が伸びなかったのですが、今ではそれも解消されているようで、これからまた人気になっていくと思われます。
・最大24bit/192kHz対応
・コンソールグレードのディスクリート回路マイクプリアンプ搭載
・コンバーターは最大 127dB のヘッドルームを提供
・64-bit AFC(Acoustically Focused Clocking™ テクノロジー)クロック
・入出力合計 2in2out
・USB2.0接続(バスパワー)
・37 種類のエフェクトを厳選して同梱。DSP処理でPCのCPUの負担無く高品質なエフェクトが使用可
こちらのシリーズにはZen Qといった上位機種もあるのですが、殆ど入出力数ぐらいの差なので、このZen Go Synergy Coreがコストパフォーマンスで考えると一番のおすすめです。
9、UNIVERSAL AUDIO APOLLO SOLO USB
こちらはすきていが数ヶ月前に購入した"Apollo solo USB"です。
あれだけApolloのUSBバージョンは一世代前のコンバーターだからと敬遠していたのになぜ購入したのか!?
(気になる方は下の記事をどうぞ↓↓)
簡単にいうと、UADプラグインが欲しかったからです。
ただ使ってみてわかったのが「音いいやん!!」ということ。
これでこんなに音がいいんだったら、今のApolloのXシリーズはもっと音が良いのか⁉
ますますUADのオーディオインターフェースが欲しくなるすきていですが、もう買えません(お金ない…)
UNIVERSAL AUDIO APOLLO SOLO USB Heritage Edition サウンドハウス10万円以上のおすすめ機種
DTMに少し慣れてくると、上位機種が欲しくなってきます。
この価格帯以上になると皆さん自分のやりたい方向にあった機種をよく調べて考えられていると思いますので、何も言うことはありますまい。
ただ最初からこの価格帯を攻める方は、この2つのおすすめ機種は間違いないですので、ご紹介させていただきます。
10、RME Babyface Pro FS
ここからは10万円超えと急に価格帯が上がりますが、おすすめせずにはいられない最高にクリアな音質と安定性で大人気のオーディオインターフェイスです。
どのサイトを見ても音質に関してはほぼ最強レベル(音の解像度が非常に高い)のようなことが書いてあるので、すきていも欲しくなって1ヶ月待ちで購入してしまいました。
宅録で使用されるプロの方が多いというのも購入のポイントになりました。
・最大24bit/192kHz対応
・「SteadyClock FS」搭載
・入出力合計 4in2out(最大12in12out(増設時))
・USB2.0接続
・Total MIX付属
「SteadyClock FS」とは何かと調べてみるとFSは「フェムト秒(1000兆分の1秒)」とのことで非常に精密なクロック同期を行えるようです。(あまりに凄い数値に書いておいてなんのことやらわからなくなってます💦)
とにかく凄く精密な細かい単位の情報までD/A、A/Dをスムーズに行える能力を有するということでしょう。凄いや!
またTotal MIXも評判が良いようで、一度使いこなせば手離せないという人が多いです。(私は買ったばかりでまだ使いこなせておりません(T_T))
最初のオーディオインターフェイスに10万円をポンッと出せる方は少ないかなぁと思いますが、これから本格的にDTMをしようと考えている方は買って損はない、非常に高性能で長く使える(これ大事!)、超優秀なオーディオインターフェイスです。
11、UNIVERSAL AUDIO APOLLO TWIN X / DUO
UNIVERSAL AUDIO APOLLO TWIN X / DUO Heritage Edition サウンドハウス
こちらもお値段高めですが、おすすめのオーディオインターフェイスです。(これ欲しかったんです〰️)
・最大24bit/192kHz対応
・入出力合計 2in4out
・Thunderbolt3接続
・UADプラグインが使える
・上位モデルと同レベルの音質(フラグシップモデルと同等のAD/DAコンバーター搭載)
基本性能が良いのはもちろんなのですが、一番のポイントはUADプラグインが使えるところです。
このUADプラグインは本体内蔵のDSP(パソコンでいうCPUのようなもの)で処理され、なんとUADプラグインの掛け録りもできるのです!
これがあれば高価なマイクプリアンプを購入しなくても、プロの音に近づけることができますね!
ただThunderbolt3接続でWindowsだとさらに動作条件があるので、ほぼMac専用かよ!というような製品。
Windowsバージョンの"APOLLO TWIN USB"もラインナップされているのですが、ほぼ同じ価格なのに、中身のコンバーターは旧世代のものから(2世代前!?)変わってないというので、すきていも欲しかったのですが大変がっかりして諦めた経緯があります。
性能も申し分なく、見た目もカッコよくて、そして何より高品質なUADプラグインが使えるというスペシャルなオーディオインターフェイス。Macの方は特におすすめです!(あぁ、Macいいなぁ~)
なんと…
APOLLO TWIN X USB(Windows用)出ました!
UNIVERSAL AUDIO APOLLO TWIN X USB / DUO Heritage Edition (Windows専用) サウンドハウス今は15万円超えてきたので、もう手がでないですが、Babyface pro FS買う前に11万円位で出てたら、こっちを選んでたと思います。いーなーいーなー!
オーディオインターフェイスまとめ
オーディオインターフェイスの概要とおすすめ11機種を紹介してまいりましたが、いかがでしょうか。
DTMにおいて結構中心的な役割を果たす機器なので、少しでも用途にあった高性能なものを手に入れたいですね。
また選ぶ際にもう一点注意したいポイントが、パソコンと一緒でできるだけ新しく出た製品を選ぼうというものです。
オーディオインターフェイスも技術の進歩でどんどん性能が塗り替えらていきます。ですので、同価格帯の中でも新しく出た製品の方が性能が良いということが多いんです。
記事は今後も更新していきますが、書いている途中にも新しい製品がどんどん生まれているかもしれません。
気になったものがあれば、新しい機種が出ていないか、購入特典等のキャンペーンや割引セールはしていないか情報収集して悔いのないようお買い物をしましょう!