今回はTASCAMのPCMレコーダー"DR-40X"を使ってみたので、買って正解だったかどうかをご報告。
ZOOMのハンディレコーダー"H4n Pro"と比較される(vs動画や記事が沢山あります)のですが、どちらも日本のメーカーでこの手の製品には昔から定評あるので安心ですね。
以下、よくあるVS動画のひとつです↓↓
下の画像が"ZOOM Hn4 Pro Black"です。前のバージョンは手で持つ部分がボロボロになることが不評をかっていましたが、こちらは改善されているようです↓↓
ZOOM H4NPROBK+アクセサリーパックAPH4NPROセット サウンドハウス
さてここからはTASCAM DR-40Xのスペックを確認していきましょう。↓↓
【TASCAM DR-40X スペック】
- 最大96kHz/24bitのハイレゾ対応
- 2in/2out USBオーディオインタフェース
- +4dBuラインレベル、+48Vファントム電源対応入力コンボジャック装備
- 音圧125dbにまで対応の耐高音圧設計
- 内臓マイク A-B・X-Y(可変)、単一指向性
- WAV/BWFリニアPCM、MP3形式での録音
- メディア SD/SDHC/SDXC(最大128GB)
- 一度だけ録音やり直しが可能な上書き機能
- リバーブエフェクト機能
- 自動的に録音レベルを調整するピークリダクション機能
- バッテリー 最大18時間駆動
- 重さ285g(電池含む)
まだまだ細かく沢山機能がついているのですが、代表的なものを挙げてみました。ご覧の通り、基本的なレコーダーとしての機能は十分備わっており、それにプラスしてオーディオインタフェースとして使えるといったところです。
「小さくても、プロ仕様。」という製品キャッチコピーも大人心をくすぐりますね!
すきていもDR-40XとZOOM H4n Proで大分悩んだ結果、TASCAM DR-40Xにしました❗
どちらも良い製品なのですが、5千円位DR-40Xの方が安かったのもこちらを選んだポイントでした。
まあ音質に拘るならTASCAMもZOOMも高音質で評価の高い上位機種があるけど、そんなにお金掛けてもなぁ~なんて考えていたので、そこは少し妥協。
用途は楽器練習の録音が主で、インタフェース機能がついていれば、外に持ち出してコンデンサーマイク繋げて録音もありかなぁ、DTMにも使えるなぁ、なんて色々と考えていたのですが、結局先日会社の会議の議事録係になった時に録音用に使ったのが最初でした。(ちょっと会議の録音にはイカツイ出で立ちでびっくりされちゃいました(^o^ゞテヘヘ)
↓それでは以下レビューです。↓
DR-40Xとアクセサリーがセットになったものを購入しました。
(すきていはAmazonで2万円ちょっとでセットを購入しましたが、セットで売っていない時があったり、価格は上下するので、そこは色々チェックして賢く手にいれましょう。)
単体ですと当時はサウンドハウスもAmazonも同じ価格でした。(※10月23日確認でサウンドハウスさんはSOLD OUTとなってました)
またAmazonで下のDR-40X専用ポーチと呼ばれるものも購入↓。(1,399円)
アクセサリーパックと専用ポーチに共通して言えることですが、どちらも内容物に対して入れ物が小さ過ぎて無理矢理入れるとはち切れそうな位パンパンになります。(専用ポーチはアダプターを入れようとすると、もう閉まりません、何の為の内ポケット?)正直いらないかも。
ただし、野外で環境音を録りたい方はウィンドスクリーンが必須ですので、お得なアクセサリーセットをおすすめします。
↑もうパンパン(汗)
ひとまず使ってみようと説明書も読まずに電源オンして自分の声を録音(目立つ録音ボタンを1回押すとスタンバイし、もう一度押すと録音開始)してみました。簡単だね♪
そして内臓スピーカーで再生すると…
「ん、何だかイマイチな音質。これなら安いレコーダーと変わらないね~」
なんて残念に思いつつ、会議の議事録用に録音。
そして終わった後にイヤホンで再生すると…
「おお、かなり細かい音までしっかり拾ってる❗」
そしてびっくりしたのが、部屋の空間、距離感まで表されるように録音できていたことです。
途中から部屋で一人で確認していたのですが、たまに紙がぺりっとめくれる音が後ろの方から聞こえて、パッと振り向くと誰も居ない…。わかっていてもそれを何回か繰り返してしまうほど臨場感溢れる音で録音できてました‼️
最初内臓スピーカー出力でがっかりしていた分、イヤホン(普通の)で聴いた時の音のよさが引き立ったのかもしれません。(モニターヘッドフォンだともっと凄いかも)
今回は会議の内容を録音しましたが、これだけ音が良ければアコースティックギターや環境音を録ってみたいですね。(それが本来の用途だろうし)
あと残念な部分もありまして、下の画像のようにコンボジャックに抜け防止のストッパーがついている(銀色の部分)のですが、これが大きく突き出ている為に、本体を立てた時に大きく前に傾いて、かなり不安定になります。
カメラの三脚のようなものに取り付けて使うことを想定しているのかもしれませんが、普通に立てて置くことのほうが多いんじゃないの?って思います。(用途によるかもしれませんね)
まあしかし、一番大事な音のよさという部分においては十分高いレベルにありますし、まだ全然使えていないのですが、文字起こしでも、作曲でも便利に使える機能が満載で、一台持っていれば様々な場面で使えるのではないかと思います。
という訳でこの"TASCAM DR-40X"は買って正解だったのでしょうか。
結論は、「惜しい、あともう少しで正解!」というところです。いや、もはやこれはすきていが原因で、もっとしっかりとした目的がある人が買えば「正解!」といえる実力の製品です。
ですので、楽器やライブを録音したい、環境音を録音したい、という方には素直におすすめいたします!