ベースはその名の通り楽曲のベースになる楽器でドラム同様無くてはならないパートです。ですので打ち込みでもベースの音が貧弱だと気持ちも乗らず、作品も締まらないですよね。
DAW付属音源のベースに納得がいかず有料音源を探される気持ちもわかります。
ただベース音源はどのサイトを見ても"TRILIAN"と"MODO BASS"の2強を選んでおけ!ということが書いてありますが、どうなんでしょうか。
その辺りの確認もしながらおすすめを紹介しましょう!
目次
おすすめのベース音源
1、TRILIAN (Spectrasonics)
「おすすめのベース音源」と調べると必ず最初に紹介されるのがこの"TRILIAN"でしょう。
すきていもこちらを使っています。
エレキベースだけでなく、アコースティックベースやシンセベース等多数のベースが収録されていますので、ベースに関してはTRILIANひとつあれば他に探す必要がないぐらいです。
ではTRILIANのデモ動画を見ていただきましょう。基本のエレクトリックベースのデモです。
音は本当にリアルで文句ない感じです。(34GBのライブラリー)
聴いていても押さえていた指を離してフレットを移動するときのノイズやピッキングノイズ、グリッサンドの表現も自然で、リアルタイム演奏でも十分使えるポテンシャルを有しています。
それだけ高性能なだけにかなり前に出た音源ですが、未だに3万5千円位の価格と音源プラグインとして決して安くはない金額です。(たまにセール価格になってますのでチェックを!)
ただTRILIANひとつ持っていればどんなベースにも対応できるので、今後プラグインを追加する必要もないといったことを考えるとコストパフォーマンスが高いといえるでしょう。
SPECTRASONICS Trilian (USB Drive)ベース音源 サウンドハウス
2、MODO BASS (IK Multimedia)
MODO BASSも必ずおすすめに入ってくるベース音源ですが、色々なサイトで「TRILIAN vs MODO BASS」のような感じで話題にされているほどTRILIANと人気・実力を二分するベース音源です。
最初のデモ動画を聴いていただいても、リアルさがわかっていただけるかと思います。
MODO BASSはエレクトリックベースを12種類収録しており、そのひとつひとつで奏法やエフェクト、ピッキングの位置まで細かくカスタマイズできます。
サンプリングでなく、サウンドを構成する要素をパラメーター化して、それを入力時に合成して音にして出すというフィジカルモデリング技術(物理モデリング)を使用しているので、TRILIANに比べて動作が軽いのが特徴です。
エレクトリックベースのみの収録ですが、ベースの種類も多く、細かくカスタマイズができるので、ロック中心の方やベーシストの方にぴったりでしょう。(逆にアコースティックベースを使用したいといった場合はTRILIANになると思います。)
お値段は4万円程でこちらも音源プラグインとしては高めの設定になっていますが、ロック系中心の作曲でベースに拘りのある方は最初からこのMODO BASSを選ぶのもよいかと思います。
IK Multimedia MODO BASS 2【シリアルメール納品】 価格:31590円 |
先日セールやってまして、SONICWIERで11千円位で売ってました。そしてセール期間が終わったらまた定価販売。
絶対セールがお得ですね。買っときゃ良かった!
手に入れました!
IK Multimediaの"Total Studio 3.5 MAX"をセールで手に入れたのですが、それに収録されてました!
MODO BASSいいですね!本物感たっぷりの音質でしたよ〜♪ あと余談ですがMODO DRUMも良かったです。
物理モデリングの技術も相当上がってますね。びっくりです。
3、EZ BASS (Toon Track)
2020年リリースのベース音源EZ BASS。
Toon TrackのEZシリーズですので、MIDIグルーヴ機能や、オーディオをMIDIに変換する機能、少しこちらで音を入力するとそれに合わせたMIDIフレーズを提案してくれるといった機能まであり、ベーシストが隣にいるような感じで作曲をサポートしてくれる初心者に優しい設計になっています。
気になる音質はというと…
TRILIANまではいかないですが、なかなか本物に近い音が出ていますね。
収録ベースの本数がエレキベース2本のみと少ないですが、価格も1万5千円位で音も良く初心者に嬉しい機能も充実しているので、TRILIANとMODO BASSの2強に今後大分食い込んでくるのではと考えます。(EZシリーズは追加で様々なジャンルの機種とMIDIパックが出てくるので充実度がアップすると思います)
音楽系の学校卒業した人やミュージシャン等音楽業界に関わりのある方を除くと、DTMを始めたときは自分のやっていた楽器(すきていはギター)以外は基本的によくわからないというのが普通だと思います。そんな時にEZ BASSのような作曲サポート機能が充実しているプラグインは助かりますよね‼️
すきていも買っちゃいました(笑)
4、SCARBEE Rickenbacker Bass (Native Instruments)
"SCARBEE Rickenbacker Bass"はNative Instrumentsが出していますRickenbacker社公認のベース音源です。
音源はRickenbacker4003から丁寧にサンプリングされており、鳴らしてみると…
思ってたよりも相当いい感じ‼️
バンドしていた頃にアンプから出ていたベース音そのままの、かなり本物に近い音質でした。
中音域に張りがあって、輪郭のはっきりした音色を選べば、カッコ良くベースソロを入れたくなりますね!
また収録はピック弾きなので、ロックな楽曲に向いています。(アタック感がいいですね♪)
価格はNative Instrumentsメーカーサイトで単品で13,400円ですが、KOMPLETE13 SELECTにも入っているので、年2回の半額セールの時だと、人によってはSELECTを買ったほうが安くつくこともあります。(すきていはMIDIキーボードKONTROL A61を所有していたので、セールで7千円弱でKOMPLETE13 SELECTを手に入れました)
ロックやポップス中心の作曲の方でしたら、このベース音源で十分完結できてしまうんじゃないか。そう思わせるようなハイクオリティベース音源です。
またKOMPLETE13 ULTIMATEでしたらこちらの他にベース音源が4つも入っているので、ジャンルに合わせて切り替えもできますよ。
マルチ音源 "KOMPLETE 13 ULTIMATE"は買いなのか?【外付けSSDへのダウンロード方法も】
5、Ample Bass (Ample Sound)
こちらは人気ギター音源のAmple Guitarでお馴染みのAmple Soundから"Ample Bass"をご紹介。
このAmple Soundの音源は音質は自然な感じで操作性も良いことと、機種単品毎に購入できるので、特に自分のお目当ての機種があった場合は、セール時に積極的に狙っていってもよいでしょう。(すきていはギター音源で2つ所持してますが、どちらも実際に所持しているギターのセカンドのような位置づけで購入しました)
動画ではAmple Bassの全機種が少しずつ紹介されてますので、気に入った機種があった方は是非セール時にゲットしてください。
あとどんな使い勝手か気になる方は、メーカーサイトで、フリーのライトバージョンが試せるので、一度お試しになってからどうぞ!
AMPLE SOUND AMPLE BASS P III サウンドハウスおすすめベース音源 まとめ
すきていがベース音源を選んだ時はTRILIANとMODO BASSの2つで悩み、TRILIANの方がエレキベースだけでなく、様々なベースを扱っているという点で最終的にTRILIANに決めました。(当時EZ BASSはまだ販売されておらず、やはりTRILIANとMODO BASSの2択だと考えてました)
しかし今のところエレクトリックベースしか使っていないどころか、フェンダーベース1種類しか使っていないので、「TRILIANまで必要だったの?」といわれれば、「う~ん」という状況です。となればお手頃価格のEZ BASSやRickenbacker Bassでも良かったです。
結局のところ"TRILIANとMODO BASSの2強"のうちどちらかを選んでいれば間違いないというのは、コストを考えると「ジャンルや用途によってはそうとも言い切れない」というのが今の考えです。
ただ購入してしまってからそう思っても"後の祭り"ということになるので、最初から出来る限りの"最良の選択"をしていただければと心から願っております!
(そんなことを言いながら、今となってはAmple Bass以外全部持ってるすきてい…)