子供がピアノを弾けるようになると、将来音楽を通していっぱい友達ができたり、素晴らしい経験ができるなぁ、とピアノを習わせたいと思っていたのですが、そう思っていらっしゃるご家庭も多いのではないでしょうか。
でもピアノ高いしなぁ…。
だからといって安い電子ピアノでおもちゃみたいなものを買っちゃうと習い事でも先生に文句⁉を言われそうだし…
1年半ほど前にそんな話をしていたところ、なんと御父様から習い事させるなら娘に電子ピアノをプレゼントしたいと提案があり(❕)、一気に娘のピアノ習い事の道が開けました。(ありがとうございます御父様〜♪)
という訳で近所のショッピングセンターの島村楽器に行ったり、ネットで調べたりしたりと電子ピアノ選びを始めたのでした。(狭いマンションでしたのでアコースティックピアノは諦めてました。というか予算的にも無理っす)
そしてすきていも娘と一緒に練習してピアノが弾けるようになったり、DTMではMIDIキーボードとして使えればいいなぁ、なんて野望を秘めて…
目次
1、電子ピアノ選び
早速習い事も始めるようにして、ピアノの先生にもどんな電子ピアノが良いか相談してみました。
先生はヤマハのグランドピアノを使用されているので、やはりヤマハのピアノが良いのではとのことでした(聴き慣れた音で練習ができるし、学校でもどこでもヤマハのピアノが主流なので、音の基準となる為)。またピアノをしっかり身につけるには鍵盤は木製でピアノと同じタッチになっているのが良いとのことでした。
木製鍵盤でピアノタッチということですと、今まで調べてきたイメージでいうと絶対15万円以上だなぁ。ハードル高いっす…
という訳でまずヤマハを候補に探して見ました。
1、YAMAHA SCLP-7450WH クラビノーバ
YAMAHA SCLP-7450WH 電子ピアノ Amazon
島村楽器に行ってヤマハで木製鍵盤でと紹介されたのがこのSCLP-7450でした。(こちらは島村楽器限定モデルです。通常はSCLP-745です。)
いきなり20万円以上で高いけど、申し分ないスペック。
木製鍵盤“グランドタッチ-エス鍵盤”を採用し、グランドピアノの弾き心地に限りなく近づけられています。
また音源もヤマハ最高峰のグランドピアノ”ヤマハCFX“と、ベーゼンドルファー社の“インペリアル”といった世界的にも有名な2つのピアノのサンプリング音源を使用しています。
あとは色もホワイトでマンションのインテリアになりそうな都会的な感じがGoodでした。
拘りたかった弾き心地と音質が合格ラインでしたので、すきていとしては「これで決めた!」となってました。ところが…
「こっちのピアノの色がいい!!」
と当時3歳11ヶ月の娘がナチュラルウッド調の他のピアノに座り出して言うではありませんか。
でも白もキレイで可愛くていいよね〜、どう?これにしない?と食い下がると、「白は嫌。こっちがいい」と言って、珍しく折れない娘にすきていもじぃじ(御父様)も負け、この白いクラビノーバは一旦保留としました。
(店員さんからちょうどこの機種だと1ヶ月くらいでお届けできると言われてたので、ピアノ教室も始まるしちょうどいいなと思ってました)
2、ROLAND LX705
ROLAND LX705-LAS サウンドハウス娘が座っていたのはローランドの”LX-705“
実はこちらの機種も事前調査済で、すきていはこちらもなかなか良いと思っていました。
特に注目していたのが、フィジカルモデリング音源“ピュアアコースティック・ピアノ音源”で、フラグシップのLX-708と同じ音源を使用しています。
また鍵盤は”PHA-50鍵盤“で木材と樹脂のハイブリッド鍵盤になっており、木製鍵盤の本物に近い弾き心地と耐久性を併せ持ったかなり魅力的な鍵盤を使用しています。
ただ惜しいところは、上位機種のLX-706、LX-708は更に進化した“ハイブリッド・グランド鍵盤”なので、どうせならLX-705もこれにしておけば完璧だったのに…と思うところです。
そしてもう一つのポイントがスピーカーが4つ内蔵されているところで、本物のグランドピアノを弾いているような立体感や臨場感を味わうことができます。
ただこちらFX-705のライトオークと呼ばれる色は入荷待ちで7ヶ月先以降の入荷ということでしたので、もう一度白のピアノはどうか娘を説得にかかった後、どうしてもこの色とのことで購入を決定し、半年以上待つことにしました。
(当時はコロナの影響で、半導体の供給が遅れている上、楽器の需要も高まっていたので、かなりの機種が入荷待ちでした。)
話を聞いた雰囲気から1年位待たされるのかと思っていたら、少し早まって半年後には我が家にやってきました。パチパチ
2、ROLAND LX-705がやってきました(レビュー)
レビューというほどよくわかっていないのですが(駄目でしょ…)、使ってみた感想と良い点を挙げてみたいと思います。
1、鍵盤
まずは鍵盤。
こちらは他のヤマハや河合の電子ピアノの木製鍵盤とも何度も比べてみたのですが、触り心地や重さは遜色ない感じでした。見た目も白鍵は象牙調、黒鍵は黒壇調でGood。
木製と樹脂のハイブリッド鍵盤ということで、横から見ると木製ですが、その真ん中には樹脂が通っていて耐久性があり、メンテナンスが楽(ほぼ何もしなくていい)という利点があります。
(面倒くさがりのすきていはその部分がかなり魅力的でした!)
鍵盤のキータッチも100段階変えられるので、娘が弾き始めたときは軽くしておいて、今では少し重くしています。(こちらは物理的に鍵盤が重くなるのではなく、鍵盤の押し込みの強弱と音量の大小のバランスが変化する感じです。)
先程も申しましたが、惜しむらくはハイブリッド・グランド鍵盤でないこと。ただこのPHA-50鍵盤も相当優れており、1世代前の最上位機種(グランドピアノみたいな形と大きさで90万円位するやつ☆)でも使われていた物ですので、良いものに変わりがありませんね。
2、音源、音質
こちらは上位機種と同じピュアアコースティック・ピアノ音源を使用しており、グランドピアノを鳴らしている時のような煌びやかな音色となっています♪
これは演奏している空気感までもモデリングされていて、それを4つのスピーカーで立体的に表現されるので、今までの音源よりもさらに素晴らしい音質に仕上がっていますね。
すきていもピアノ音源のプラグインを複数所持していますが、このROLANDの音源の方が本物感のレベルが高い気がします。(プラグインの設定とスピーカーの違いもあると思いますが…)
元々ローランド自体が電子ピアノの先駆者なので、このあたりの鳴らし方というのは長年の経験から間違いのないものを作り上げているという感じがしますね。
ではどんな音質なのか一度動画で確認してみてください↓↓
動画でも紹介されてましたが、ピアノ以外の音源もなかなか良くて、娘もピアノの練習に飽きてきたらストリングスやオルガン、エレピ、人の声のコーラス等々音を変えて遊んでます(笑)
また電子ピアノの利点でヘッドホンをすれば夜でも静かに練習ができるというものがありますが、ヘッドホン・アコースティック・プロジェクションという技術によって、この立体感ある音源がヘッドホンで体感できるようになってますので、良い音で気持ちよく練習に集中できます。
まあ音源に関しては申し分ないでしょう。
3、その他機能
その他機能もパンフを見てもたくさんあるのですが、一杯あり過ぎて、まだまだ殆ど試せてません。申し訳ない…
その中でも練習ではメトロノームをよく使っていますが、アクセントの有無や拍子の変更、連符やシャッフル等のリズムの選択ができて、その操作も簡単でわかり易いです。
またUSBメモリを差し込んで練習を録音したものを取り出したり、スマホをBluetoothで接続してピアノのスピーカーを使って高音質でリスニングしたりすることも可能です。
やってみたのはそれぐらいですが、その他にも色々便利機能がありますので、かなり機能も充実した電子ピアノということが言えるでしょう!
3、ROLAND LX-705まとめ
すきていもMIDIキーボードのおすすめ記事を書いていて、素晴らしい音源とMIDIキーボードがあれば十分と思っていましたが、やっぱりピアノをしっかりと練習するには本物のピアノか、これぐらいの優秀な電子ピアノが必要かなぁと考えを改めた次第でございます。(MIDIキーボードおすすめ記事は↓↓)
DTMにおすすめ MIDIキーボード7選!【選び方とポイントをご紹介】
どうしても高いお買い物になってしまうのですが、中途半端にグレードの低い電子ピアノを購入してしまうと、後で足りないと感じるものを付け足すことができないので、どんな用途で使うのか、何が必要かをよく考えて、求められるものが揃っている機種を選択したいですね。
その点、この”ROLAND LX-705“はピアノのレッスン用として、十分に長い間使っていける電子ピアノであると確信しております。
ただこの価格帯ですとYAMAHAやKAWAI、CASIOと鍵盤や音質は横並びであると思いますので、楽器屋さんで弾き比べをして、弾き心地や音の好みで決めていただければと存じます。(娘は色でしたが💦)
最後にお金にもう少し余裕があって、さらに上位機種が気になる方は、5万円強違うだけで、ハイブリッド・グランド鍵盤で、スピーカー6つと、ほぼ最強スペックになるLX-706も調べてみてくださいね。(くぅ〜、すきていは鍵盤が心残りなのです…)
ROLAND LX706-DRS サウンドハウスさすがにLX-708は高いですし、アップライトピアノ等他の選択肢が出てくるので、練習用の電子ピアノだとこの辺りで申し分ないでしょう。
それでは〜♪